発祥地が諸説紛々、「粉蒸肉」は一体どこの料理?!

発祥地

今日ご紹介するのは中国の伝統料理「粉蒸肉(フェンジェンロー)」です!

豚肉をスパイスたっぷりの米粉で蒸した、中華料理を語る上で外せない定番料理です。

発祥地に関して、中国のSNSで調べてみたところ江西省、四川省、湖北省、浙江省など諸説紛々で、主に南出身の方がこぞって自分の出身地の料理だと主張しているようです(笑)。筆者は湖北省出身ですが、小さい頃からお祝い事やイベントで親戚が集まる度に食卓に出されていた料理なので、てっきり湖北の料理だと思っていました。

権威的な「百度百科」で調べてみたところ、正解は江西省発祥の料理でした。

今回は、そんな「粉蒸肉(フェンジェンロー)」の作り方を紹介していこうと思います!

材料

【材料】

・粉蒸肉用の調味料(※荒目の粒状のお米が原料なので、こればかりは自分で一から用意するのは難しいです!中国人が家庭で粉蒸肉を作るときもみんな市販の調味料を使うので、今回も既製品使います♪)

・さつまいもorじゃがいも 300g

・しょうが 1かけ

・ネギ 適量 飾りつけ用

・豚肉 600g(部位は問いませんが、少し脂身がある方が美味しいです、あとで1〜1.5cmの厚さに切ります。豚バラ、豚肩ロース、排骨(パイコー/ショートスペアリブ)がおすすめです。脂身が嫌いな方やダイエット中の方は豚ヒレで作っても美味しいと思います!)

作り方

①しょうがをみじん切りにします、細かいほど良いです!豚肉の臭み取りとして後でお肉と混ぜる用に使います。

②お肉を食べやすい大きさに切って(厚さは1〜1.5cmほど)、ボウルに入れます。そこへ、粉蒸肉用の調味料とみじん切りしたしょうがを入れてよーく混ぜ合わせます!

③ボウルの下に粉が溜まりやすいので、底からすくい上げながら全てのお肉の表面に粉がくっ付くようによく混ぜてください。

④大きめのお椀(※後で蒸すので、蒸し器に入れても大丈夫な耐熱性のあるお椀を使ってください)に切ったさつまいもorジャガイモを敷き詰めます。イモの表面に水分がないようにティッシュで拭いてくださいね。

⑤サツマイモの上に、お肉を敷き詰めていきます。空間が残らないように、気持ちぎゅうぎゅうめに詰めてください。

⑥1層目敷き詰め完了、サツマイモが見えなくなりましたね!引き続きこの上に2層目のお肉を敷き詰めていきます。2層目は少し山を作る気持ちで敷き詰めていくと綺麗に仕上がりますよ。ここでお肉が残ってない方は1層でもOKです!

⑦全てのお肉を敷き詰めたら、こんな感じになります。ボウルに残った粉も残さず全部お肉の上に掛けましょう!

⑧蒸し器の上に乗せて、このまま50分蒸していきます!待っている間にネギを切っておきましょう。

さあ〜!50分後、蒸し器から取り出してネギを乗せたら、完成です!!

「粉蒸肉(フェンジェンロー)」が出来上がりました!

蒸し料理なので、お肉に肉汁が閉じ込められてじゅわ〜っとジューシーな一品です!

そして粉のスパイスがお肉に染みてとっても美味しい!

油を使わない&お肉自身の余計な油も全部お椀の底に落とされるので、とてもヘルシーです。

下に敷き詰めたさつまいもも甘くてほっこり!

「粉蒸肉(フェンジェンロー)」はお祝い事やイベントでよく食卓に出される料理ですが、美味しくて大人気なのでいつも気付いたらなくなってる印象です(笑)。

今回自分で作ってみて、意外と簡単だったのでぜひ皆さんにも挑戦してみてほしいです♪

 

最後まで読んでいただきありがとうございました〜!

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